猪狩 義允

多田根村の現村長。先祖代々の務めとして、種憑神社の管理をしている。
通常、次期村長は村長家の長男が継ぐ決まりだが、多根憑祭事が行われた場合は、祭事で一番重要な役割を果たした呼び子が次期村長になる権利を得る。
村の長として呼び子衆には公平に接しようとするが、内心では実の息子である義彦に村長を継いでもらいたいと願っている。

若い頃は義彦と同じように村に疑問を持っていた時期があったようだが、あることをキッカケに村のために生きることを決意をする。
お告げ様のことは村へ来る前から知っていたらしい。
祭事の進行とは別に、甥の妻の美里へ個人的に興味を示し、孝介の知らないところで美里へ近づいていく。

「みなさん美人揃いで、今回の祭事は賑やかになりそうですな。ワハハッ！」