藤丸 命

下町育ちとは思えない気品を漂わせる、大和撫子。
ちょっとした物腰や仕草に、おんぼろ長屋には似つかわしくない上品さがにじみでている。
どこか古風な口調で、幼なじみたちに対しても、しばしば物言いがきつくなる。
人を寄せ付けない凛とした空気をまとっているが、本当は寂しがり屋でひとりは苦手。

絵を描くのが大好きで、黙々とクラスメイトの様子をスケッチしていたりする。
人の喜ぶ顔が好きだけど、好きすぎて、凝視するあまり、ちょっと怖い顔になってしまう。　別に怒っていないのに……。
それで近寄りがたいと、誤解されたりする。