朝陽

陽之影山に住み、空から空夜の上に降ってきた神様。
かつて日影町に日の光をもたらした偉大な神様の子孫で、古からの月山家との盟約に従って、人間の子供をその身に授かる役目を帯びている。
神様のくせに神々しい雰囲気は一切感じられない。人間の、ただの背と胸が小さい生意気な小娘に見える。
本来ならば神々の中でも特に強大な神気を持ち、悪天候を一瞬にして晴天に変えるなど天候すら操る実力のある、陽の姫神（ようのひめがみ）と呼ばれる者。
ただその力は幼い頃にどこかで落としてしまったとは、本人の談。しかし周りには信じてもらえず、散々馬鹿にされ続けて育つ。
幼い頃に山を抜け出して下界にやってきては一緒に遊んでいた幼なじみの空夜、稲穂と再会する。
本当は、小さい頃結婚を誓い合った仲である空夜に久しぶりに会えて嬉しいはずなのに、素直になれず意地を張ってしまう。
が、空夜が自分が失くしたはずの強大な神気（錫杖）をその身に秘めていると知り、それを返せという口実で迫りだす。
神気の源である精液を体内に射精しろと、空夜の両親を人質に取るなどしてめちゃくちゃな手段で空夜に襲いかかる。